夏のフラワーアレンジメント

2014年07月22日　
カテゴリ：フレッシュフラワー（生花）作品

今日、関東地方でも梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏がやってきました。日本の中でも、暑さが厳しい大阪ですが、今年はUSJのハリーポッターやあべのハルカス効果で、かなり熱い模様。早くも、大勢の人が押し寄せているようです。
さて、そんなあっつ～い今年の夏ですが、やっぱり生花が大好きな受講生の作品をご紹介しましょう。

美絵さんの作品です。トロピカルなアレンジメントを目指して、オレンジ系をメインにまとめました。赤い槍のような形をした花は「ヤリゲイトウ」、下のまあるいオレンジ色の花は「トサカケイトウ」と呼ばれるケイトウの仲間です。ケイトウは、「鶏頭」と書いて、ニワトリのトサカに似ている事から、名付けられました。暑い季節が旬の、暑さに強いお花です。他に、ピンクや黄色などもあって、形も様々出回るので、これから、活躍する花材です。オレンジ色の可愛いちょうちんのようなお花は、サンダーソニア！この花も、結構日持ちがいいので、オススメです。ドナセラの葉を、両面テープでクルリと巻いて、個性的に仕上げました。

こちらは、寛子さんの作品です。涼しそうな作品を目指しました。中央に高く挿されているのは、リアトリス。この花も、今が旬の、暑さに強いお花です。手で自由に矯められるので、生け花にもよく使われています。白いシサル麻で作られた花器に、クールなピンクのカーネーション、ブルーのエリンジウム、白いスプレーカーネーションとカスミソウを合わせました。まるで噴水の水しぶきのような、夏のインテリアにピッタリの作品に仕上がりましたね。

奈帆さんの作品です。画像では、わかりにくいのですが、とっても小さなプティデザインです。イギリスのフラワーアレンジメントの規定に、９インチ以下のカテゴリーがあって、NFDのフラワーデザイン大賞でも毎回プティデザイン部門が設けられています。NFD２級検定試験を受験するための単位として、選択科目に選定されているので、今回初挑戦していただきました。いつも脇役の小さなナデシコの花を、主役に抜擢して、クジャクアスターとカランコエを合わせました。カランコエは、苗をカットして使っています。葉物は、リキュウソウを使いました。お庭に置かれた植木鉢に、野の花が自然に生えたような、ナチュラルな作品に仕上がりました。

体験レッスンに来てくれた典子さんの作品です。お花を活けるのは、今回が初めてです。カーネーションは、暑さに強いので、夏におすすめの花材です。まあるいドーム型は、飾るとところを選ばず、手土産にも最適です。キレイなアウトラインに仕上がりました。フラワーアレンジメントは、作った後の管理も大切な技術です。なるべく冷暗所に置いて、毎日たっぷりお水をあげてくださいね。