夏のウエディングブーケレッスン
- 2014年07月20日
- カテゴリ:ブライダルブーケ
夏にゴールインするカップルも多くなりました。暑い季節の花嫁さんには、暑さに強いお花で作ったブーケが安心です。プリザーブドフラワーもいいけど、生花のブーケは、やっぱり魅力的ですね。今日ご紹介する作品は、実際の挙式用に作ったブーケではありませんが、レッスン後もお部屋に飾れるように、日持ちのいい花材を選びました。
NFDウエディングフラワーコースを受講中の、愛さんの作品です。10回目は、「今、花嫁が持ちたいブーケ・・・クラッチブーケ」をテーマに練習します。同じブーケでも、様々な名前があって、花の茎を、そのまま束ねた形のブーケは、どれも「クラッチブーケ」とか「バンチブーケ」と呼ぶことができます。茎を自然のままに見せるので、「ナチュラルステム」と呼ばれたり、画像のように長い形に束ねたブーケを、片手に抱えて腕に沿わせるように持つと、「アームブーケ」とも呼ばれます。
今回は、練習なので、可愛いピンクの百合をえらびましたが、白百合で作れば、マーメードなどのスタイリッシュなウエディングドレスでの挙式用になります。百合は、夏でも日持ちが良くて、香りもステキなので、レッスン後は、大きな花瓶に入れて飾れますよ。さり気なく見えて、意外と難しいこのブーケ、キレイにまとまりましたね。
今年中にNFD2級を取得予定の、奈帆さんの作品です。以前から花嫁さんに根強い人気のキャスケードブーケは、「小さな流れる滝」という意味で、名付けられました。NFD2級の試験課題ではありませんが、必須テーマとして、2回練習することが義務付けられています。いずれにしても、フラワーデザインを学ぶ人には、絶対マスターしてもらいたいブーケです。
さて、使用花材ですが、バラは、残念ながら暑さに弱く、花びらがすぐに開いて散ってしまう品種が多いので、この作品のように、ブーケホルダーの吸水性フォームの近くに、短くカットして使うようにするのがオススメです。アスチルベは、比較的安心です。おすすめなのが、デンファレ!タイなどから輸入されているこの蘭は、浴衣を着た時の髪飾りにしても、お祭りから帰ってくるまで枯れなかったりします。グリーンも、暑さに強いものが多いので、たっぷり使うと、目にも涼しくて、夏にピッタリです。とてもナチュラルに仕上がりました。
こちらも、奈帆さんの作品です。本格的な夏日、30℃を超えた昨日、レッスンで作られたものです。このブーケは、一般的には、まだあまり知られていませんが、左右が非対称形になったドイツヨーロピアンスタイルです。NFD2級の検定課題に指定されています。今回は、暑さに強い花材ばかりを使いました。デンファレ、ナデシコ、クジャクアスター、カスミソウ、リキュウソウ、レザーファン、ポトスを合わせています。白いお花に、クジャクアスターの淡い青紫をプラスして、涼しそうな配色にしました。しばらく、お部屋で楽しんで下さい。