フローラルコラージュ

2013年10月03日　
カテゴリ：アーティフィシャルフラワー（造花）作品

１０月に入って、いよいよ秋本番！芸術の秋には、展覧会なども多く開催され、絵画などの作品にふれる機会も増えますね。フラワーデザインの世界では、立体の作品ばかりではなく、「フローラルコラージュ」と呼ばれる平面の作品も制作します。今日は、絵のようなコラージュ作品をご紹介しましょう。

奈帆さんの作品です。アンティークな額縁の中に、絵を描くように、お花を貼り付けて作っています。グリーンとオフホワイトのバラをメインに、葉物を合わせたナチュラルな配色なので、季節を選ばず一年中楽しめる作品になりました。

絵画では、２０世紀初頭に、あの有名なピカソなどが、絵の中に新聞の切り抜きやボタンなど貼り付けたのがコラージュの始まりです。フローラルコラージュでは、立体に見えないように、でも平面の中で立体的に感じるように、貼り付けていきます。具体的な物・・・たとえばブーケの形をしているといった具象表現ではなくて、この作品のように、抽象的な構成をします。パールなどのオーナメントも、自由に使いましょう。絵の具なども、よく使いますよ。

この作品ではシルクフラワー（造花）を使用しましたが、本来は、ドライフラワーや押し花、プリザーブドフラワーなどの植物素材が使われます。これからの季節、落ち葉や木の実を拾って、使うのもオススメです。この秋、あなたもフローラルコラージュに挑戦してみませんか？