お盆のフラワーアレンジメント

今週は、お盆休みを取られている方も多いと思いますが、いかがお過ごしですか?お盆は、地域にもよりますが、ほぼ全国的に8月15日が中心になっています。13日にご先祖様の霊をお迎えして、16日にお見送りするのが、一般的で、日本在来の民族行事に、仏教の盂蘭盆会(ウランバナ)が習合した行事だといわれています。フラワーアレンジメントは、元々欧米の文化なので、お盆にお供えする場合、特にしきたりはありません。仏壇のあるお部屋のインテリア、宗派、故人との関係などのTPOを配慮して、色や形を選びましょう。

フレッシュフラワー アレンジメント お盆

こちらは、広子さんの作品です。亡きご主人のお仏壇に、お供えされるためのアレンジメントです。広子さんのご自宅は、マンションの洋間なので、形は、ヴァーティカルというウエスタンスタイルを選びました。幅を取らず、スッキリと飾ることが出来ますよ。

トルコギキョウと百合、蓮が主役ですが、あまり寂しくならないように、ピンクのカーネーションやスプレーマムで明るさと可愛らしさをプラスしました。女郎花や小菊の黄色を、アクセントにしています。お盆は、ご親族と一緒に過ごされるそうです。

冒頭にも書いたように特に決まりはありませんが、初盆などの法要を盛大にされる場合や、お供えに持っていく場合などは、青と紫を中心に合わせると、厳粛に故人を偲ぶ印象が強まって、相応しい感じに仕上がります。アクセントに少しオレンジ色や黄色を入れると、メリハリが出ますよ。和風の花器に、和紙などあしらえば、和室にあうイメージになります。

また、白い花、たとえば百合やカーネーション、菊などに葉物の緑を合わせるもオススメ配色です。優しく偲ぶイメージで、凛とした法要のお席に、清涼感もあってピッタリですよ。他には、「六金色(ろっこんじき)」や「五色(ごしき)」など、鮮やかな仏教の色を取り入れてもいいでしょう。仏花によく見られる配色です。

お盆のお供えも、仏花と同じく、形にとらわれずに、故人の好きだったお花や色を使ったアレンジメントでも、もちろん大丈夫ですよ。洋室のインテリアに合わせても、特に問題はありません。やっぱり大切なのは、故人を偲ぶ心ですよね。

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